Glossary
塗装・防水の用語集
遮熱塗料・断熱塗料・リ・ルーフ・カバー工法・シート防水(POLYFIN)など、屋根・外壁の塗装や防水でよく使う用語を、わかりやすく解説します。塗り替えや暑さ・雨漏り対策をご検討の際の参考にどうぞ。
塗料・遮熱/断熱
- 遮熱塗料
- 太陽光に含まれる近赤外線(熱になりやすい光)を反射し、屋根・外壁の塗膜表面の温度上昇を抑える塗料。屋根の暑さ対策・省エネ対策に用いられます。
- 断熱塗料
- 熱の伝わり(熱伝導)をやわらげ、室内外の熱移動を抑える働きを持たせた塗料。冷暖房効率の改善につながります。
- 超低汚染塗料
- 塗膜表面が親水性で汚れが付きにくく、付いても雨で洗い流せる塗料。美観を保ちやすく、遮熱塗料では汚れによる反射性能の低下を抑えます。
- 日射反射率(近赤外線反射率)
- 屋根・外壁が太陽光(特に熱を持つ近赤外線)をどれだけ反射するかを示す割合。高いほど表面温度の上昇を抑えやすくなります。
- シリコン塗料
- シリコン樹脂を主成分とする塗料。耐久性とコストのバランスがよく、住宅・建物で広く使われています。
- フッ素塗料
- フッ素樹脂を用いた塗料。耐候性が高く長持ちしますが、費用は高めになる傾向があります。
- 弾性塗料
- 伸び縮みする性質を持たせた塗料。ひび割れ(クラック)に追従しやすく、外壁の防水性維持に役立ちます。
屋根・リ・ルーフ
- スレート屋根
- セメントを主成分とした薄い板状の屋根材(コロニアル・カラーベスト等)。住宅で広く普及しています。塗り替えやカバー工法の対象になります。
- 折板屋根(せっぱん)
- 金属を折り曲げて強度を持たせた屋根材。工場・倉庫・カーポートなどに多く、夏は熱を持ちやすいため遮熱・断熱が有効です。
- カバー工法(リ・ルーフ)
- 既存の屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材・防水を重ねる改修工法。葺き替えより廃材・工期を抑えながら、断熱・補強・防水ができます。
- 葺き替え(ふきかえ)
- 既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材に張り替える工事。下地まで傷んでいる場合に選ばれます。
- 棟板金(むねばんきん)
- 屋根の頂部(棟)を覆う金属部材。風で浮き・釘抜けが起きやすく、点検・補修の対象になります。
- アスベスト(石綿)
- かつて屋根材・建材に使われた繊維状鉱物。飛散すると健康に影響があるため現在は使用禁止。古いスレート屋根は含有の可能性があり、改修時は適切な対応が必要です。
- 雨漏り
- 屋根・外壁・防水層の劣化や隙間から、雨水が建物内部へ浸入すること。放置すると下地や構造材の腐食につながります。
外壁・防水
- チョーキング(白亜化)
- 塗膜が劣化し、外壁を触ると白い粉が手に付く現象。塗り替え時期の目安のひとつです。
- クラック(ひび割れ)
- 外壁や塗膜に生じるひび割れ。幅や深さによって補修方法が変わります。
- シーリング(コーキング)
- 外壁の目地やサッシ廻りの隙間を埋める弾力性のある充填材。防水と動きへの追従を担い、打ち替え・増し打ちで補修します。
- シート防水
- 塩ビ・ゴムなどのシートを張って防水層をつくる工法。陸屋根・屋上に多く用いられます。
- ウレタン防水
- 液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層をつくる工法。複雑な形状にも対応しやすいのが特長です。
- 陸屋根(りくやね)
- 傾斜のほとんどない平らな屋根。雨水がたまりやすく、防水のメンテナンスが重要です。
- 笠木(かさぎ)
- ベランダや塀の上部を覆う部材。隙間や劣化から雨水が浸入しやすい箇所です。
施工・工程
- 高圧洗浄
- 高圧の水で旧塗膜・汚れ・コケなどを洗い流す下地工程。塗料の密着を高める大切な工程です。
- ケレン
- サビや浮いた旧塗膜を工具で除去し、下地を整える作業。金属部・鉄部の塗装で重要です。
- 下地処理
- ひび割れ補修・サビ止め・洗浄など、塗装・防水の前に下地を整える工程。仕上がりと耐久性を左右します。
- 養生(ようじょう)
- 塗装しない窓・設備・植栽などをシート等で覆い、塗料の飛散や汚れから保護すること。
- 3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)
- 下塗りで密着を確保し、中塗り・上塗りで規定の厚みと色をつくる基本工程。各工程の乾燥時間を守ることが品質につながります。
- 膜厚(まくあつ)
- 塗膜の厚み。塗料ごとに定められた厚みを確保することで、本来の性能・耐久性が発揮されます。
- 足場(あしば)
- 高所作業を安全・確実に行うための仮設設備。建物の高さ・形状により設置が必要になります。
性能・耐久
- 耐用年数
- 塗料・防水層が性能を保つ目安の年数。塗料のグレードや屋根・外壁の環境・メンテナンス状況によって変わります。
- JIS K5675
- 屋根用遮熱塗料に関する日本産業規格。促進耐候性などの基準が定められています。
- 促進耐候性試験
- 紫外線・水などを人工的に当て、屋外での劣化を短期間で再現して耐候性を評価する試験。
- 遮熱保持性
- 遮熱塗料が、汚れなどによる性能低下を抑え、遮熱効果をどれだけ長く保てるかという考え方。超低汚染性が関わります。
- 縁切り・タスペーサー
- スレート屋根の塗装後、重なり部の隙間を確保して雨水を排出し、雨漏りを防ぐための処理・部材。
※本用語集は一般的な内容を平易にまとめたものです。製品の仕様・耐用年数・効果は、塗料や工法、建物の環境によって異なります。具体的な工事については、無料の建物診断のうえご提案します。