高岡市の屋根・外壁塗装|冬の気候と景観の届出・町並みの許可
高岡市で屋根や外壁の塗り替えを考えるとき、塗料の種類や費用と同じくらい確かめておきたいのが、地域の気候と町並みのルールです。高岡市は冬に雪と雨がまとまって降る地域で、市内には景観の届出の基準が別に決められた地区や、外壁塗装に許可が必要な歴史的な町並みもあります。
今回は富山・石川で屋根・外壁塗装や遮熱塗装を手がける株式会社ニチエイが、高岡市で塗り替えを計画する前に知っておきたい気候の特徴と、市の景観・町並み保存の手続きを、高岡市と気象庁の公開資料をもとに整理します。
高岡市の気候|冬は雪と雨がまとまって降る
気象庁は高岡市伏木に観測地点(伏木特別地域気象観測所)を置いています。その平年値(1991〜2020年の30年間の平均)を見ると、高岡市の冬の様子がわかります。
| 項目 | 伏木の平年値 |
|---|---|
| 年間の降水量 | 2,281.0mm |
| 12月の降水量 | 294.0mm |
| 1月の降水量 | 272.7mm |
| 1月の平均気温 | 2.9℃ |
| 降雪の深さの年合計 | 238cm |
12月は1年で降水量が最も多い月で、1月もそれに次ぐ多さです。冬は雨や雪による降水量がまとまる時期といえます。塗装は、塗った塗料が乾いてから次の工程に進む工事のため、雨や雪の日が続く時期は工程が延びやすくなります。冬に工事を計画する場合は、天候による日程の延びをあらかじめ見込んでおくと安心です。気温や湿度と塗装の関係は富山・石川の気候と塗装工事|雪・寒暖差に負けない塗り替えの考え方で詳しく解説しています。
なお、伏木の観測地点は市の北側、海に近い場所にあります。同じ高岡市内でも、内陸の地域とは雪の降り方などが違うことがあるため、上の数字は目安としてご覧ください。
塗り替えの前に確かめたい「景観」の届出
高岡市は市内全域を景観法にもとづく景観計画区域にしており、一定の建築行為などを行う場合は、事前に市への届出が必要です。外観の変更も届出の対象になる行為に含まれています。
市内全域(重点地区を除く)
市内全域の届出は、高さが10〜15メートルを超える建築物(用途地域によって基準が違います)や、建築面積が1,000平方メートルを超える建築物など、一定の規模を超えるものが対象です。外観の変更については、この規模に当たる建築物で、外観の面積の2分の1を超える変更が届出の対象とされています。建築面積が1,000平方メートルを超える工場・倉庫などでは、屋根や外壁の塗り替えでも届出が必要になる場合があります。
池の端通り地区・旧北陸街道福岡地区は基準が別
一方、市が指定する景観形成重点地区の「池の端通り地区」(本丸町の一部)と「旧北陸街道福岡地区」は、独自の届出基準が定められています。高岡市景観計画では、この2地区の届出対象行為として「建築物又は工作物の外観を変更することとなる修繕若しくは模様替え又は色彩の変更で、外観を変更する部分の面積が外観に係る面積の2分の1を超えるもの」を挙げており、市内全域のような建物の規模の条件は付いていません。これらの地区では、一般的な住宅の塗り替えでも、色の変更や模様替えで外観を変える範囲によっては届出の対象になり得ます。なお、市の「景観計画区域内行為届出Q&A」は、2分の1を超えるかどうかの判断について「建築物であれば各面において変更面積が鉛直見付面積の1/2を超えるか否か」としています。建物全体ではなく面ごとに見るため、1つの面だけを塗り替える場合でも、その面で外観を変える範囲によっては対象になることがあります。
また、市のパンフレットには「届出から30日間は、行為に着手できません。」とあります。届出が必要な場合は、その期間も含めて工事の日程を組む必要があります。ご自宅が重点地区に入っているかは、市の景観計画のページで案内されている地図(デジマップ@たかおか)でも確認できます。判断に迷うとき(同じ色で塗り直す場合や、屋根だけを塗り替える場合を含みます)は、着工前に高岡市の景観みどり課(電話 0766-20-1407)へ確認しておきましょう。
山町筋・金屋町・吉久の保存地区では外壁塗装に「許可」が必要
高岡市には、国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれた町並みが3地区あります。土蔵造りの町家が並ぶ山町筋、高岡鋳物発祥のまちとして知られる金屋町、加賀藩の御蔵を中心に栄えた吉久です。
これらの保存地区では、町並み景観に影響を与える「現状変更する行為」をする際、事前に市長と市教育委員会の許可を受ける必要があります。市が示している許可申請が必要な行為の例には、「建築物や工作物の修繕等で外観や外観の色を変更する場合(瓦や建具の取り換え、外壁塗装等)」が含まれています。届出ではなく許可であり、許可基準に沿った工事が求められる点が、ほかの地域との大きな違いです。
市は「計画の初期段階からご相談ください」と案内しています。保存地区では、基準に沿って行う修理・修景の工事費などに対する市の支援制度も設けられていますが、修理・修景の基準や補助の対象となる経費などについて綿密な打ち合わせが必要とされているため、色や仕様を決める前に、高岡市教育委員会の文化財保護活用課(電話 0766-20-1453)へ相談しておくことをおすすめします。
高岡市で塗装業者に相談するときのチェックポイント
ここまでの内容をふまえて、高岡市で屋根・外壁の塗り替えを相談するときは、次の点を確かめておくと安心です。
- 建物が重点地区・保存地区に入っているか:入っている場合、届出や許可が必要になることがあります。
- 届出・許可の手続きと日程:誰が書類を準備するのか、届出後の期間や許可までの期間を工程に入れているか。
- 色の決め方:色を変えるかどうか、変える範囲によって、手続きが必要になる場合があります。保存地区では、市が許可の必要な行為の例に「外壁塗装」を挙げています。同じ色で塗り直す場合も、事前に市へ相談してください。色選びの考え方は外壁塗装の色選びのコツ|汚れにくさと遮熱性から考えるも参考にしてください。
- 冬の工事の日程:12月・1月に工事をする場合、天候で工程が延びたときの扱いを決めておけるか。
塗装工事に使える補助制度の探し方は外壁・屋根塗装に補助金は使える?富山・石川での探し方と注意点で整理しています。
まとめ|高岡市は気候と地区のルールを先に確認
高岡市は、12月・1月に降水量が多く、冬は塗装の工程が天候の影響を受けやすい地域です。また、池の端通り地区・旧北陸街道福岡地区では住宅の塗り替えでも景観の届出の対象になり得ます。山町筋・金屋町・吉久の保存地区では外壁塗装に事前の許可が必要です。塗料や色を決める前に、建物のある地区のルールと、工事の時期を確かめておきましょう。
株式会社ニチエイは、高岡市を含む富山県・石川県全域で、遮熱・断熱塗装、屋根・外壁塗装、防水工事に対応しています。お見積りは無料です。「塗り替えの時期を相談したい」「屋根や外壁の傷みを見てほしい」といったご相談からでも構いませんので、高岡市など富山・石川で屋根・外壁の塗り替えをお考えの方はお気軽にお問い合わせください。サービス内容はサービスのご案内をご覧ください。
出典:気象庁「平年値(年・月ごとの値)伏木」・富山地方気象台「気象観測所一覧」、高岡市「景観計画」(同ページ掲載の「高岡市景観計画」の届出対象行為=市内全域・池の端通り地区・旧北陸街道福岡地区、「届出対象行為と届出の流れの概要」、「景観計画区域内行為届出Q&A」)、高岡市「山町筋伝統的建造物群保存地区」・「金屋町伝統的建造物群保存地区」・「吉久伝統的建造物群保存地区」。いずれも2026年10月14日確認。本記事では、これらの内容を要約・編集して紹介しています。
富山・石川の遮熱・断熱塗装は株式会社ニチエイへ
遮熱・断熱塗装/屋根カバー工法/防水/外壁塗装・お見積り無料・富山県・石川県全域対応


