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COLUMN

塗装業者の選び方|建設業許可・資格・保険の確かめ方|富山・石川

富山・石川で塗装業者を選ぶときに確かめたい建設業許可・一級塗装技能士・リフォーム瑕疵保険

屋根や外壁の塗り替えを考え始めて、最後まで悩むのが「どの業者に頼むか」ではないでしょうか。チラシも広告も、書いてあることは似たように見えます。

塗装は、工事が終わった直後がいちばんきれいで、差が表れるのは数年たってから、という工事です。だからこそ仕上がりの見た目や金額だけでは判断がつきません。今回は富山・石川で遮熱・断熱塗装や屋根防水、外壁塗装を手がける株式会社ニチエイが、公的な制度で確かめられることに絞って、業者選びの見方を整理します。見積書そのものの読み方は外壁塗装の費用相場と内訳|富山・石川で見積書を比べるポイントでまとめていますので、あわせてご覧ください。

塗装工事は「建設業の許可がなくても」請け負える

意外に思われるかもしれませんが、一般的な住宅の塗り替え工事は、建設業の許可を持っていない業者でも請け負うことができます。

建設業を営もうとする者は建設業の許可を受ける必要がありますが、「軽微な建設工事」だけを請け負う場合は許可がいらないと定められているためです。軽微な建設工事とは、工事1件の請負代金の額が500万円未満の工事(建築一式工事の場合は1,500万円未満の工事、または延べ面積150平方メートル未満の木造住宅工事)を指します。国土交通省は、この金額には取引に係る消費税及び地方消費税の額を含む、としています。

戸建て住宅の屋根・外壁の塗り替えは、多くがこの500万円未満に収まります。つまり許可の有無は業者によって分かれ、軽微な建設工事だけを請け負うのであれば、許可を持たずに塗装を請け負うこと自体は違法ではない、ということです。ここを知らないまま「許可がないなんておかしい」と考えるのも、逆に「許可がなくても同じだろう」と流してしまうのも、判断としては少しもったいないところです。

いっぽうで、工場・倉庫の屋根や、マンションの大規模修繕のように工事の規模が大きくなる場合は、500万円を超えて許可が必要になることもあります。建物の種類や規模によって前提が変わる、という点は押さえておいてください。

許可を受けている会社は、何を満たしているのか

では許可に意味がないかというと、そうではありません。富山県は許可の要件について「営もうとする建設業についての全般を管理できると認められる者(経営業務の管理責任者)及び専任の技術者を置くこと、請負契約を履行するための財産的基礎があることなどが必要」としています(このうち「専任の技術者」は、現行の建設業法では「営業所技術者」という呼び方になっています)。そして許可の有効期間は5年間で、5年ごとに更新を受けなければ失効します。

許可は、仕上がりの品質を約束するものではありません。それでも、要件を満たして審査を通り、更新を続けてきた会社であることは読み取れます。500万円未満の工事しか請けないなら許可は必須ではないわけですから、あえて取得して維持しているかどうかは、その会社の構えの一つの表れとも言えます。

許可の有無は、自分で調べられる

許可業者かどうかは、公開情報で確認できます。国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」では、建設業者を含む12業種の事業者情報を検索できます。ただし新規の許可取得や許可内容の変更は、概ね1か月程度で検索システムに掲載されるとされているため、直近の変更は反映待ちのことがあります。

営業所が1つの都道府県の区域内にのみある場合は都道府県知事の許可、2つ以上の都道府県にまたがる場合は国土交通大臣の許可です。富山県内だけで営業している会社であれば「富山県知事許可」と表示されます。富山県は、県知事の許可を受けた建設業者の名簿も公開しています。

▶ 当社の場合
株式会社ニチエイは富山県知事許可(般-6)第13845号(防水工事業・塗装工事業)を受けています。許可の内容と保有資格は会社案内に掲載していますので、そのままお調べいただけます。

「一級塗装技能士」は国家検定の資格

職人の技能を示す資格としてよく目にするのが塗装技能士です。これは業界団体の認定ではなく、技能検定という国家検定制度の資格で、職業能力開発促進法にもとづいて実施されています。

技能検定は、働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する制度です。厚生労働省によれば、全部で133職種(都道府県が実施する111職種、指定試験機関が実施する22職種。令和8年3月3日時点)の試験があります。塗装はそのうちの1職種で、塗料を用いて被塗装物を塗膜で覆う仕事を対象に、被塗装物の種類や目的などによって建築塗装作業・金属塗装作業といった作業に分かれています。住宅や建物の塗装は、このうち建築塗装作業にあたります。

そして技能士は名称独占の資格です。厚生労働省も「名称独占のため、技能検定の合格者以外は『技能士』と名乗ることができません」と明記しています。つまり合格していない人が「技能士」と名乗ることは、法律で禁じられているということです。厚生労働省によれば、技能検定の合格者に対しては、合格証書が交付されるほか、厚生労働大臣から技能士章が交付されます。気になるときは「合格証書や技能士章を見せてもらえますか」と聞いてみるのも一つの方法です。

▶ 資格の見方で、もう一歩だけ踏み込むなら
会社に在籍していることと、自分の家の工事にその人が来ることは別の話です。「技能士は在籍していますか」に加えて、「今回の工事は誰が施工しますか」「自社の職人ですか、協力会社ですか」まで聞いておくと、当日のイメージがはっきりします。協力会社が入ること自体は珍しくありませんので、良し悪しではなく、体制を把握しておくという意味です。

当社には一級塗装技能士が2名在籍しており、ほかに高所作業車運転技能者、足場の組立て等作業主任者などの有資格者がいます。施工体制についてはニチエイが選ばれる理由をご覧ください。

万一に備える仕組み|リフォーム瑕疵保険

リフォーム瑕疵(かし)保険は、国土交通省が「リフォーム時の検査と保証がセットになった保険制度です」と説明している仕組みです。工事に欠陥が見つかった場合に、補修費用等の保険金が事業者(事業者が倒産等の場合は発注者)に支払われます。

押さえておきたい点が2つあります。ひとつは、この保険に加入できるのは、保険法人に事業者登録をしている業者だけだということ。もうひとつは、新築住宅と違ってリフォームには法律上の加入義務がないため、利用したい場合は契約前に相談しておく必要があることです。工事が始まってからでは間に合いません。

あわせて知っておくとよいのが、国土交通省の住宅リフォーム事業者団体登録制度です。要件を満たす住宅リフォーム事業者団体を国が登録・公表する制度で、登録団体は消費者からの相談に対応する窓口を設け、構成員に対して必要な指導等を行うことになっています。同省はあわせて、登録団体の構成員について「契約時に必要な書面を交付し、一定額以上の工事ではかし保険に加入します。(注文者があらかじめ書面で不要の意思表示をしている場合を除く)」としています。加入している団体があるかどうかを聞いてみるのも一つの方法です。

自社保証は「対象」と「書面」を見る

保険とは別に、業者が独自に出す保証書があります。何に対する保証か・点検はあるか・書面で交付されるかという見方は外壁塗装の費用相場と内訳でまとめていますので、そちらをご覧ください。ここで押さえておきたいのは、自社保証は会社が事業を続けていることが前提になるという点です。保険との違いとして知っておくと、両方の位置づけが整理できます。

法令どおりの段取りを踏んでいるか|石綿の事前調査

見落とされがちですが、業者の姿勢がはっきり出るのが石綿(アスベスト)の事前調査です。

厚生労働省の石綿総合情報ポータルサイトは、建築物の解体・改修の作業について「その規模の大小にかかわらず工事前に解体・改修作業に係る部分の全ての材料について、石綿(アスベスト)含有の有無の事前調査を行う必要があります」としています。戸建て住宅やアパート・マンション専有部分のリフォームも規制の対象に含まれます。さらに建築物については、令和5年(2023年)10月から、建築物石綿含有建材調査者などの有資格者による事前調査が必要になりました。

報告についても決まりがあります。改修工事の場合は請負金額(材料費を含む工事全体の額で、消費税を含み、事前調査の費用は含みません)が100万円以上のとき、事前調査の結果を労働基準監督署に電子システムで報告することが、令和4年(2022年)4月から義務づけられています。屋根や外壁の工事で、下地の補修や既存の塗膜・仕上塗材の除去をともなう場合は、この解体・改修にあたることがあります。該当するかどうかは工事の内容によって変わり、判断と手続きは元請業者が行います。

▶ 聞き方の例
「今回の工事は、石綿の事前調査の対象になりますか」。この質問にその場で答えられる、あるいは調べて折り返せる業者であれば、法令にそって段取りを組んでいるということです。2006年(平成18年)9月より前に着工した建物では石綿を含む建材が使われている可能性がある点は、屋根カバー工法とは?葺き替えとの違いとメリット・注意点でも触れています。

工事が終わってからの話も、契約前に

塗装は引き渡しで終わりではありません。契約の前に、次のあたりを確認しておくと、後々の連絡がスムーズになります。

  • 点検の有無と時期(いつ、何回、費用はかかるのか)
  • 不具合が出たときの連絡先と、対応の窓口
  • 使った塗料の製品名・塗り回数・希釈の記録や、工程写真を残してもらえるか
  • 次の塗り替えの目安を、どう説明してくれるか

3つ目は特に効いてきます。記録が残っていれば、次の塗り替えのときに前回の仕様が分かり、下地の判断がしやすくなります。富山・石川は雪と寒暖差の影響を受ける地域ですから、冬を越したあとの状態を一緒に見てくれる相手かどうかも、長い付き合いを考えるうえでの材料になります。当社の進め方は施工の流れにまとめています。

まとめ|富山・石川で塗装業者を選ぶときに

今回の内容を整理します。

  • 建設業の許可……500万円未満の工事だけを請け負うなら許可がなくても営業できる。許可の有無は国のシステムや県の名簿で調べられる
  • 資格……一級塗装技能士は国家検定で、合格者以外は名乗れない。在籍だけでなく「誰が施工するか」まで聞く
  • 保険……リフォーム瑕疵保険は登録した事業者のみ・加入は任意。使いたいなら契約前に相談する
  • 保証……年数の数字より、対象・点検・書面で受け取れるか
  • 法令……石綿の事前調査と報告について、説明ができるか
  • アフター……点検の時期と、記録の残し方

ここまで確かめても、最後に残るのは「話が通じるかどうか」です。建物を見ずに金額だけを出す、質問に対して「大丈夫です」としか返ってこない——そうした相手は、工事が始まってからも同じやり取りになりがちです。逆に、できることとできないことを分けて話す業者であれば、途中で判断に迷ったときも相談しやすくなります。

株式会社ニチエイは、富山県・石川県全域で遮熱・断熱塗装、屋根塗装・屋根防水、外壁塗装、防水工事を行っています。建物診断とお見積りは無料です。「この見積りの内容が妥当か分からない」「そもそも塗り替えの時期なのか知りたい」という段階でも構いませんので、富山・石川で迷われている方はお気軽にご相談ください。

出典:国土交通省「建設業の許可とは」(軽微な建設工事の範囲・消費税の取扱い・許可の有効期間)、富山県「建設業の許可について」(許可の要件・知事許可と大臣許可)、国土交通省「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」、厚生労働省「技能検定制度について」および「技能検定を受検するメリット」、厚生労働省技のとびら「塗装」、国土交通省「リフォーム瑕疵保険」および「住宅瑕疵担保履行法 Q&A」(資力確保措置の義務は新築住宅が対象)、「住宅リフォーム事業者団体登録制度」、厚生労働省石綿総合情報ポータルサイト「改修・リフォーム業者のみなさまへ」、厚生労働省「石綿事前調査結果報告システム よくあるご質問」(請負代金の合計額の範囲)。いずれも2026年9月17日確認。各ページの内容を要約・編集して作成しています。制度の内容や金額の基準は改正されることがありますので、実際の手続きは各機関の最新の案内をご確認ください。

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